むりく花ぬ 咲かりょうり

あぐり

以前のNHK朝の連ドラで「あぐり」というドラマを放映していたのを知っていますか?
吉行和子さんのお母さんが美容師さんで「安久利さん」と言われます。
高齢に成られてもずっと美容室を続けられ
一人のお客様でも大切にお店を開けておられました。
現在は100歳をこえ、さすがに美容師さんはされていませんがお元気だそうです。

私の行きつけの美容院は南船場にあります。
そのKさんとは28歳頃からのお付き合いなのでもう30年を過ぎます。
ご主人、息子さんともに美容師で一家で切り盛りされている、知る人ぞ知る美容室。

口癖は何時も「あぐりね」と。
お互い年をとって、客が私だけになっても髪は切ってねという暗黙の約束。
その口癖のお客様が大勢おられます。

一か月前Kさんから「復帰してくるから、待ってて!」と告げられたのは乳癌。
「いい先生に巡り合えたから、任せようと思う。
山本さん一カ月過ぎたら、電話してね」と。
愕然となりながら心の中でエールを送って一カ月。
電話するのがためらわれて4・5日過ぎ、思い切って連絡を取ったら
「店に出ているから」とのこと。嬉しくてヒマワリの花束を持っていきました。


黙って花束渡してお互いの目がうるんで。
すっきりとカットしてもらいました。
まだ術後の腕の上がりは100%ではないけれど、抗がん剤治療も順調だそうです。
いろんな方がお見舞いがてらに予約が入り、大忙しの様子でした。

あるお客様が言った言葉
「あぐりするっていったやん、私これからどこへ行ったらいいん?
絶対戻っといで!」
気持ちは同じですが、私じゃありません。
「大勢のお客さまに支えられて、私どうしてお返ししたらいいんやろ」と言っていました。
お返しは一つ。何時までも元気で、私たちの髪を切ってくれること。ただそれだけ。

Kさん、おめでとう。嬉しかったなぁ。
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by murikupana | 2013-05-17 09:59 | 日々のあれこれ
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ふとしたきっかけで八重山の唄に出会い 遥かに続く歌三線の道に精進するというか悪戦苦闘する大阪のおばちゃんの記録
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