むりく花ぬ 咲かりょうり

可愛いスゥちゃん

「私、この歌知ってる」

この感じは二度目、一度目は10年前第一回琉球フェスティバルの会場
タオルで鉢巻をした普通の小父さんが若者を連れて登場。
おもむろに歌いだした「沖縄を返せ」
曲名、歌詞、それに時代の放つ匂いなど鮮明に思い出したけれど今回は、

・・・・可愛いスーちゃんと泣き別れ・・・

最後の歌詞とメロディだけ。でもハミングなら、まるまる歌える。
なんだったけこの曲・・・
「替え歌で練鑑ブルースとして歌われていました。
でも元歌は読み人知らずの庶民の軍歌です」 先生のMCで繋がった。

まだカラオケが8トラックだった頃、宗右衛門町の母の店で酔っ払った小父さんが歌っていた。
だから覚えているんだ・・・

初年兵哀歌 別名 可愛いスゥちゃん。(ちなみに好きな人だからスーちゃん。当時の隠語)

 お国の為とは言いながら 人の嫌がる軍隊に
 召されてゆく身の哀れさよ 可愛いスゥちゃんと泣き別れ


昭和16年ごろから敗戦まで密やかに歌われていたそうだ。歌詞読めば反戦歌だもの。
そして藤圭子が歌ったのがこのメロディを基にしてできた「練鑑ブルース」
練馬にあった東京少年鑑別所に収監されたやさぐれの歌。

 身から出ました錆ゆえに いやなポリ公にパクられて
 手錠掛けられ小突かれて 着いた所が裁判所

私はこっちのほうを歌っていた。
記憶の彼方に埋没していても一度覚えた歌は何かの拍子にふと浮き上がる。
そう、歌っていたから覚えているんだ。そして読み人知らずの歌でも時代を超えて延々と繋がってゆく。
ジンタに乗せて35年ぶりに私の中で蘇えった歌。
そしてリズムを変えれば十九の春とも繋がってゆくとのこと。
歌は普遍だ。そして生きている。

2005年6月16日 チンドン通信社プラス大工哲弘
見事なステージでした。
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by murikupana | 2005-06-18 23:34 | 日々のあれこれ
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ふとしたきっかけで八重山の唄に出会い 遥かに続く歌三線の道に精進するというか悪戦苦闘する大阪のおばちゃんの記録
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