むりく花ぬ 咲かりょうり

なんだかなぁ

独り言です。

麻の足袋を買いに行きました。
店頭に並んでいるのは大手のもので、それは私の足型に合わないものです。
「○○はありますか」
「取り寄せになりますが…。」
「靴のサイズは22.5です」
「では、これで」と綿素材で試し履きするとフィットしたのでお願いしました。
自宅に帰り、確認すると23のサイズだったので、いったんストップの連絡をしました。

翌日自分の足袋を持参して店頭で合わせ、もっと悩みました。
私の足袋(23センチ)と店頭の23センチは1センチ近く違いました。
むしろ店頭の22.5センチと近いのです。
もちろん2年近く履いて水はくぐり、縮んでいますが、それにしてもこの差。
そしてお買い物は麻足袋。もっと縮むかも…。
店頭であれこれ質問してもこれと言った決め手の判断材料がありません。
らちが明かないので22.5センチを捨てる覚悟で
「では、それぞれ一枚ずつ。」と決めましたが、その時に販売員が言った言葉。
「足袋は普段置いていなくて、私も手に取った事がないので…。
 まして麻の足袋はわかりません。」

私の怒りはMAXになりました。

良くその場で怒鳴らなかったと思います。
同時に涙が出そうになったのです。
情けない。なんで自分でお金を払って、
こんなに気を使って、やり取りしないといけないのか。

が、その後、別のお店で懇意にしてるベテランの販売員さんと話して
気持ちは少し収まりました。
「その子、自分で私は知識ありません、バカです。と言ったんやね。」
「私やったら、わからなかったら、申し訳ありません。不勉強で。
 少しお時間をください。お調べさせていただきます。やね」

もちろんその人は履物に関してはプロです。
ですから多分知らない事はないはずです。
もっと若い頃はきっと失敗もされたでしょう。
でも販売員としての矜持があるから、
必死に知識や言葉の穴を埋めていかれたと思います。
「それとなく言っておくから・・・ね。」と慰めてもらいました。

その後の話です。

ググって調べ、そのメーカーに電話しました。
電話口に出られたのはご年配の男性でした。
私が意図を伝えると、商品の違いや洗濯による縮み具合を
明確に教えてくださいました。
サイズの提案もしていただき、結局大きい23センチを二枚に変更したのです。

ものすごく勉強になった一日でした。
足袋の販売員、履物の販売員、メーカーのおじさん、
そして私という口うるさい難儀な客
そして、呉服という業界の未来、
自分も販売員の一人として、プロの接客ができているのかどうか…
いろんな事を考えました。

とても疲れた気持ちの晴れない時間でしたが、
最後にそのメーカーの商品がもっと好きになりました。
この夏、初めて麻足袋をはきます。
はき心地、縮み方、色のあせ具合、自分で勉強しましょう。
聞かれた時にうまく言葉で伝えられるように。







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by murikupana | 2014-05-21 10:53 | 日々のあれこれ
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ふとしたきっかけで八重山の唄に出会い 遥かに続く歌三線の道に精進するというか悪戦苦闘する大阪のおばちゃんの記録
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