むりく花ぬ 咲かりょうり

36年前の民謡紅白

おねだりした訳ではないけれど事の成り行きで、
師匠が36年前の民謡紅白のDVDを送ってくれると言う。
琉球放送開局50周年記念特別企画で12月に放送された番組だ。
素直にとても嬉しかった。なんといっても出演者が涎が出るほど、ゴージャスだ。

楽しみに待っていたら昨日ついた。
逸る気持ちを抑えてプレーヤーにセット。
目に飛び込んできたのは白黒の画像に、
髪をクルクルとセットアップしたむちゃくちゃ若い北島角子。
舞台装飾は中央で孔雀が羽を広げ(ちょうど酉年)、電飾がピカピカしている時代物だ。
そうかぁ。白黒やったんや。なんともノスタルジックな感じ。


でも北島さんのおしゃべりを聞いているうちに、一気に引き込まれてしまった。
正統派のウチナー口。ほとんど雰囲気でしかわからない。
現代の沖縄発のTV番組はアナウンサーなども、私たちにもわかるように喋ってくれるが、
この時代はそんなことお構いなし。
北島さんのちょっと早口のおしゃべりは速射砲のようにリズムがあって面白い。

宮良康正の「与那国ぬ猫小」から始まり、
上原正吉、大城志津子、玉城安定、国吉源次と続く。

みんな若い。けれど力がはっきりわかる。
だって三線1本だけだもの。
洋楽器の伴奏なんて無く、ひたすら自分のひく三線のリズムを信じて唄をのせてゆく。
この清さ、ひたむきさ。
ん~ん、参った。凄いわ。なんて先輩たちでしょう。

で、私の大好きな大濱みねさんは「でんさー節」
私は彼女の音源はテープ1本しかもっていない。
歌三線を始めて最初の頃、女性はどう歌っていいのかわからず、
ずっと彼女のテープを聴いていた時期がある。
「どんな人なんだろう」と
想像していたよりずっと若い映像とともにつややかな歌声が流れる。
かなり緊張しているのか、最後のでんさ~の部分が少し震える。
かなわんなぁ。私はまだまだこんな歌い方できない。


続いて歌う山里勇吉先生の後ろにわが師匠の姿が。
若くて、初々しくて、時々勇吉さんにチラッと送る視線は、今、 N吉さんが師匠を見る目と同じだ。
恋しているんだねぇ、これって。「八重山の歌」に魅せられたのか、師匠に魅せられたのか。
この当時の師匠の歌声は勇吉さんそっくり。
今N吉さんは師匠と息継ぎまで真似ようと努力している。
勇吉さんの「中筋ぬぬべーま」 師匠は三線の伴奏しかさせてもらえなかったが、
きっと緊張してバックを勤めていたんだろうなぁ。

このDVDは私のお宝になりそうだ。良いお年玉をいただけて嬉しい。
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by murikupana | 2005-01-05 22:39 | 日々のあれこれ
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ふとしたきっかけで八重山の唄に出会い 遥かに続く歌三線の道に精進するというか悪戦苦闘する大阪のおばちゃんの記録
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