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むりく花ぬ 咲かりょうり

特別出張稽古

11月12日、土曜日、師匠の特別稽古。午後3時から途中休憩挟んでほぼ5時間ぶっ続け。
私たちよりずっとお疲れのことと思う。
声出し4曲ほどの後、今回は独唱指導ばかり。
しかも40名を越える。

一人一人の高さに合わせて三線をちんだみして、一緒に声を合わせてくださる。
キャリアに応じて言葉も選び、今直さなくてはいけないことをワンポイントアドバイス。

初めて指導を受けたメンバーの中には、緊張のあまり手の震えが止まらない人や、
カラバチばかりしてしまう人、歌い終わったとたん転んでしまった人・・・などなど。
普段若くて威勢が良いだけに見ていて微笑ましかった。
わかったでしょう、私たちがいつも言っている『師匠の前が一番緊張する』ってことが。


私自身は『夏花』を指導いただく。
直前に録音して、「あらま!」と思った部分があったので、
ここ一週間ほどはずっとそこに集中していた。
お陰でMDを聴いてもそれは目立たなかったのだけれど、
やはり八、九の高さがきれいにポンと載っていない。
以前より喉の力は抜けてきたが、まだ高いところが細くなり、
無理して声を出すとぎゅっと締まってくる。工夫しなきゃ。

一つの壁をよっこらしょと乗り越えるとまた前に壁。
ずっとこれが続く。遥かに続く歌三線の道ってよく名付けたもんだ。


稽古後の交流会は、大阪らしく一次会も二次会も弾けて。
師匠も終始笑顔で、泡盛もすすむ。
名残惜しいのはやまやまだけど、深夜一時を前にホテルへお送りする。
以前は3時過まで飲んだこともあったけれど今は主宰が厳しく、12時まで。
(その目をくぐって解散後にお誘いの電話をかける、いい年した困ったチャンもいるけれど。)
師匠と長く飲みたい気持ちはわかるし、師匠のほうが次ぎ行こうよと言うから・・・という人がいる。
でも本当にそうかな?体調を気遣い、一緒に居たい気持ちをグッと押さえるのがおもいやり違う?
それもこれも私たちが永く師匠にお稽古をつけてもらうため。
師匠はいつまでも鉄人ではない。
健康が一番だから。
あの艶のある声をずっと聴いていたいから、少々口うるさいおばさんでいよう。

夜になって辛い連絡あり。
しみじみと健康が一番と思う。
by murikupana | 2005-11-13 21:52 | お稽古
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ふとしたきっかけで八重山の唄に出会い 遥かに続く歌三線の道に精進するというか悪戦苦闘する大阪のおばちゃんの記録

by murikupana
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