むりく花ぬ 咲かりょうり

子守唄と守り子唄

きっかけはあがろうざ。
稽古しているからよく「子守唄」という文字に目がいく。
朝日新聞の書評で、赤坂憲雄「子守り唄の誕生」と書かれてあるのを見て、購入。
一気に読んだ。

「五木の子守唄」は子守唄か?どこから来たのか?

18世紀には子守という労働が確立し、貧しい村の子供たちは年季奉公として
少しは豊かな庄屋や商屋に雇われてゆく。
親元を離れた7、8歳の少女が赤ん坊を背負って一日あやす。
夕方には泣き疲れて眠り重くなった赤ん坊は肩をパンパンに腫らす。
空腹を抱えて主の家に帰っても、握り飯のご飯だけ。
年季があけたからと言って帰る家はない。
そんな、守り子たちの嘆き、悲しみ、諦めなどがあいまって歌われたのが、五木の子守唄。
だから子守唄ではなく、守り子唄と分析されていた。
全国各地に似た歌詞があり、漂流してきたと思われ、内容は子供をあやすものではない。
私がよく歌うあがろうざと趣きが全く違う。

八重山・沖縄民謡に守り子唄は存在するのかな?
師匠も守姉に育てられたといっていた。
守姉って共同体の中の主・従として雇われた関係では無く、
村の子供の労働の一つとしてだったのでは?

あがろうざは素直に赤ん坊に早く大きくなってねと呼びかけ、立派な人になってねと願う。
昼の子守唄も、月ぬ美しゃも「五木の子守唄」にある暗さはない。
でも沖縄の子守唄がどれだけあるかもよく判っていないので、
暫くアンテナを立てて意識しておこう。
興味深い本だった。
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by murikupana | 2006-02-02 00:56 | 日々のあれこれ
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ふとしたきっかけで八重山の唄に出会い 遥かに続く歌三線の道に精進するというか悪戦苦闘する大阪のおばちゃんの記録
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