昨夜一通のメール。
「タマリマセン!大興奮。
とぅばらーま歌われたら電話しようか?」
「待ってるよ」
「黙ってかけるね。待ってて」
今、友人は那覇の島唄にいる。
一度行きたいといっていた。
今日はたぶん、兄弟子の出番の日。
彼女は、歌も三線も笛も、堪能していることだろう。
携帯を持って静かな二階へ。
しばらくして携帯が鳴り、その向こうからかすかに聞こえる。
ざわついた店内の音も拾うので、不鮮明だけど、まさしく「とぅばらーま」
しーんとした大阪の自分の部屋で、携帯から流れる歌。
不思議な感じ。
「聞こえた?」
「うん。聞こえたよ。楽しんでね。よろしく伝えて。」
その後メールもなかったから、はてさて何時にホテルへ戻ったやら。