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むりく花ぬ 咲かりょうり

課題

声を出すのは息の力。喋ることも歌うことも吐く息が声帯の間を通り震わせて、声になる。
だからしっかり呼吸できないと力のある声にならない。

新人賞に合格したその日の打ち上げでのこと。
苗子さんと屋嘉部さんの周りに人が集まっていた。三線が廻ってきて歌った「あがろうざ」
キーの高さが自分にあってなくて苦しかったけれど何とか歌いきり、
苗子さんにいわれたのは
「ちかさん、コーラス部だった?声にビブラートがかかっているよ。
民謡にビブラートはいらないからね。お稽古して直そうね」
「当分の間、カラオケ禁止だな。カラオケするとその癖は消えないよ」と屋嘉部さん。
そうなんだ、私の歌い方ってそうなんだ。
多分このときが、八重山の歌って難しいと思った瞬間。

それから二年余り、意識して歌ってきたが今でもふと気が緩むと声にビブラートがかかる。
丹田をしっかり意識してどっしりと、上体に余分な力は入れない。
書くのは易く、実行は難しい。

今の課題はこれにプラス高音部のへたり。ある音を境に声の質が変わる。
「逃げている」と評されてからずっとどうしたらこれを克服できるのか、今も試行錯誤が続く。
もともと地声が大きいからファルセットになったとたんに判ってしまう。
判りにくくと思って意識して歌うと歌うと、
低音部がぬみじん(呑み吟)になっているとある人に指摘された。
声を前に出しながら、高音部をいかに持たせるか、しかもメロディに乗せながら。
今回のレッスンで「声はこれから造っていけばいいから」と先生が言われた。
どうすればその声は作れるのだろう、どんな努力をすれば近づける?


八重山民謡っていいな、三線弾きたい、歌いたいから始まって、


今、目の前に大きな壁が立っている。



ユルユルとした進歩だろうが、はるか先にあるものを目指して歩くのもいい。
人生スピードだけじゃないんだから。
昨日よりは今日、今日よりは明日・・・。
by murikupana | 2006-09-29 00:32 | お稽古
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ふとしたきっかけで八重山の唄に出会い 遥かに続く歌三線の道に精進するというか悪戦苦闘する大阪のおばちゃんの記録

by murikupana
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