むりく花ぬ 咲かりょうり

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豊年祭の旅2014 その二

まだ真っ暗の午前4時30分、ごそごそと駐車場に集まってスタートしました。
目指すは平久保のサガリバナの自生地。43000本、自生しているらしい。
運転は約1時間30分くらい、Mさんにお願いしました。
昨夜、安里屋から早く帰ったけれど、二日続けての早起きですから少々眠い…。



私がサガリバナを初めて知ったのは日本画の世界です。
大森正哉さんという方の個展でした。
サガリバナが咲き乱れる中を優雅に飛ぶ三光鳥、幻想的な構図に惹かれました。
大森さんといろいろお話をして、サガリバナは一夜花、朝には散ってしまう事、
西表島まで写生に行き、カヌーを浮かべてデッサンをされる事、
散った花が水面に浮かんでそれは綺麗な事、などなど。
一度は自分の目で見てみたいと憧れました。
その機会は意外と早く訪れ、民謡コンクールで宿泊する宿の庭に咲いていました。
見つけた時の嬉しさ。深夜、時間を忘れて見ていました。

そんな縁があったので、石垣の知人から自生地の情報を知り
「ぜひ、行きたい!見たい」周りを巻き込み、こんな早くの出発になりました。

現地に着いてもまだ暗く、「サガリバナ→」の看板を右に凸凹道に入ります。
一本の懐中電灯を頼りに足もとの悪い道を歩きます。
想像してみてください。都会っ子が4人、真っ暗の山道を歩く。
当然へっぴり腰です(笑) 
それでもサガリバナは咲いていました。
先の台風でかなり飛ばされたのか、花の量は少なかったのですが…。
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そうこうしている間に夜も白々と明け、一台の車が到着。
首からカメラをぶら下げて1人の男性が下りてきました。

その方は大塚勝久さん。
伊丹出身の写真家で、現在は沖縄在住。沖縄をテーマに写真を撮り続けています。
何気なくお話を始めてお名前を聞き、
「あれ?ひょっとして昔に、大工先生とコラボして
写真集を出されたカメラマンの方ですか?」
1997年に「沖縄諸島」というCD-ROMの写真集の音楽を、
私たちの師匠が演奏していたのです。
この4人の中でそのことを知っているのは私だけ、
大塚さんも私たちが弟子と知り、びっくりされていました。
偶然の出会いってすごいですねぇ。

今は平久保のサガリバナ保存会の活動もされ、
「ずっと向こうに見えるあの原生林の中に40000本余り咲いているんです」
と教えてくれました。
それを想像するだけでとてもロマンチックで、素敵な気持ちになれました。

お別れしてから目指すは豆腐の比嘉での朝食。
「ゆし豆腐が絶品だから」とMさんのお勧めです。
まだ時間が早いのに結構大勢のお客様が待っていました。
もちろん、ゆし豆腐はとっても美味しかったです。
大豆の味が濃くて、甘くて優しい。関西では味わえません。
満足していったんホテルへ帰りました。
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少し時間をおいてお昼は新川にあるイタリアンのアルモコ。
地元の人にも評判のレストランです。
パスタランチをいただきましたが、窓から見える風景、
インテリア、そしてお味と文句なしの美味しさでした。
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四か字のオンプールまでの間、自由行動です。

さて、四か字のオンプールは長崎御嶽、宮鳥御嶽、大石垣御嶽と順に回り、
その時々、神様に奉納芸能を見せてもらいました。
特に長崎御嶽で聞いた大神酒(ウフミシャグ)~中皿ぬあようは感激でした。
師匠のCDで知っているものの、生で聴けるなんて…。
歌が暮らしの中にほんとに根付いているんだなと思いました。
そして皆さんの達者な事。特に子供たちの芸能は大人顔負け。
歌や踊りや太鼓を褒めてもらって、嬉しそうです。
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さてそれから車で一路、苗子先生のご実家に。
村の人がずっと大切にしてきた秘祭、宮良のムラプールです。
写真も、メモも、録音も一切駄目、人に話すことも許されていません。
自分の記憶にしっかりと留めてきました。
素晴らしかった、それしか言えません。

ホテルに帰ったのはやはり深夜。
爆睡でした。




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by murikupana | 2014-08-06 10:08

豊年祭の旅2014 その一

八重山民謡を始めてから14年。
先生がことあるごとに八重山歌は暮らしと強く結び付いていると言われていて
頭で理解していたのだけど、実体験をしたくて旅に出ました。
いつも夏の連続休暇は「コンクールの旅」でしたが、今回は「豊年祭の旅」です。
母の状態は安定していましたが、直前に救急車で運ばれて入院、
私の目の前にシャッターが下りました。
あぁ、きっと行けないなぁ。


が、不死身の母の事、2泊3日で退院できたのです。
ケアマネさん、ヘルパーさん、獣医の先生、そして妹と万全の態勢を敷きました。
もし…と考えたらちょっとへこみそうになりましたが、
今行かなければ、来年はもっと無理! 決行しました。

7月20日 午前7時40分 関空第二ターミナル、初ピーチです。
乗ってしまえば快適でした。朝が超早いのが難点ですが。

ご一緒するメンバーは、Nさん、Tさん、Mさん現地でSさん。
あっという間に南の島石垣空港に到着。
マスコットキャラのパイーグルが出迎えてくれます。
そこから一気に白保さんご村の日曜市、真謝井、師匠と奥様のご実家にご挨拶、合間にジェラートミルミル、ホテルチェックイン、ミンサー工芸館、
そして安里屋へと組みましたが、お留守だったりしてかなり前後しました。
私はもっぱら乗せてもらっていたので楽チンでしたが、
運転してくれたNさん、Tさんは東に西に、慣れない道で大変だったでしょう。
ありがとうございました。
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    美女二人と白保の海
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さて、初日の収穫は白保日曜市のかなっぱ弁当とミルミルから見た冨崎野の風景。
そして安里屋で安里先生のライブ。
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かなっぱ弁当
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    ジェラートと冨崎野の風景 
    思わず歌いました。 う~すぃ~な~まよ~ 
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          大綱引きの綱を作成中


安里屋では私たちが民謡をしているのを御存じですから、
最初から最後まで八重山民謡のオンパレード。
無蔵念仏節から始まり、普段大阪のライブでは歌わない歌まで
歌ってくださって民謡にどっぷり浸れた贅沢な時間でした。

そうそう先生宅で也さんに会えたことも嬉しかったな。
本当は明日お目にかかるつもりでしたが、今日に会えちゃった。
小柄で、いつもニコニコされて、とってもチャーミングなお母様です。
母と同い年なので、お目にかかる度にどうぞお元気でねと思います。

さ、明日は4時30分出発なので今日は早く休みましょうね。







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by murikupana | 2014-08-01 10:25 | お稽古



ふとしたきっかけで八重山の唄に出会い 遥かに続く歌三線の道に精進するというか悪戦苦闘する大阪のおばちゃんの記録
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