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むりく花ぬ 咲かりょうり

大工哲弘 琉球弧を渡る風 南島唄会2018 覚書

2018年2月11日(日)16時開演
大阪人権博物館リバティホール
大工哲弘・苗子
清村斉・kei kawa
チンドン通信社 林幸治郎 小林信之介 ジャージ川口
大哲会関西 豊中・大阪・大阪中央支部

セットリスト 一部
大哲会関西  富崎野ぬ牛なーまゆんた~とーすぃ
       月出ぬはなむぬ
       まんがにすっつぁ
       安里屋ゆんた
清村斉 Kei Kawa  正月ぬえーぐ
           なりやまあやぐ
           多良間ションカネー
           わーり美島多良間島   
           くいちゃー
大工哲弘 苗子  高那節  
         鳩間節
         くいぬぱな
         やぐじゃーま
         与那国ぬ猫小  
セットリスト 二部     
チンドン通信社  潮来傘
         大阪しぐれ         
大工哲弘 チンドン通信社  美しき天然
              影法師
              ハイカラソング
              道頓堀行進曲
              炭坑節
              河内音頭
              浪速恋しぐれ
              十九の春 大阪バージョン  
              生活の柄
              新安里屋ゆんた(全員で)
              
              とぅばらーま
              さよなら港(苗子さんと)

昨日までの雨が嘘のようにすっきり晴れた、でもとても寒い一日でした。
先生のオープニングアクトを務めるために、リバティ大阪に集合しました。
少しの緊張と一杯の高揚感で、みんなの声も弾みます。
豊中、大阪、中央支部のメンバー総勢23名です。
今は別の支部ですが、もともとの根っこは同じです。
先生の歌う八重山民謡を学びたいという思いは一緒なので、
息はぴったりでした。
ゆんたは無伴奏で歌います。だから「語尾の音程を下げない」
それだけを意識して、声を飛ばそう!力を込めて歌いました。
ゆんたは本当にいいです。
歌っているうちに目の前に富崎野が浮かびます。
苦手の早調子のまんがにすっつぁも一か所もつれたけど大事に至らずでした。

清村さんの宮古民謡は正月のえーぐを袖で聴けなかったのが残念ですが、
多良間ションカネーは初めて生で聴きました。ええお声でゆったりと。
聴きごたえありました。

大工先生と苗子さん、安定の魅力です。
苗子さんは箏を弾きながら(つまり俯いて)歌うので大変だと思います。
私はあのちょっと掠れた、でも芯のある苗子さんの声が大好きです。
あんな声が出せればいいのにって、憧れますがない物ねだりですね。


で、二部です。
チンドン通信社さんは、そりゃもうプロ!このお三人ですものね。
トークの盛り上げ方が半端ない。音楽も最高。
大阪しぐれはジャジーで、アンニュイで素敵でした。

で、うちの先生とのコラボは
先生の歌詞が見つからなかったり、
ちんだみが合ってなかったりとハプニングはありましたが、
それもご愛敬で会場を笑いの渦に巻き込み、ゆるーく楽しく進みました。
凄いなぁ~、このジョイントは。

最後のとぅばらーまは圧巻でした。一番はアカペラで、二番は三線で。
「囃子は会場の皆さんが入れてくださいね。」と一人で歌われて
会場から、舞台袖から、男性から、女性から囃子が飛んできた時は
鳥肌が立ちました。
凄い!
関西の会場で、こんなこと、記憶にないです。
会場と客席と一体になった良いコンサートでした。

打上は大正区のいちゃりばで。
母の投薬の時間があるので途中で退席しましたが、
私のお友達とすごく縁の深い橋本さんとご一緒になりました。
どこかでお目にかかったらご挨拶したいと思っていたので、良かったです。
明日につながる楽しい一日でした。皆様に感謝です。

撮影禁止だったのですが、お友達が撮影して送ってくれたので、
少しだけ。お友達限定です。
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# by murikupana | 2018-02-13 22:58 | お稽古

新年に。

年が明けました。

今日は支部の総会&初興しでした。

昨年に仕事を手放したので、
年末から年始にかけては少々時間ができました。
大晦日も元旦も二日目もお家にいて、
TVで福袋の販売の様子を見ていました。
もちろん、三線も一杯弾きました。

毎年何をテーマに一年の稽古をしようと考えるのですが、
今年はステージも多くあるので「暗譜」に決めました。
私の工工四は真っ赤です。先生に注意されたところや、
自分でできなかったところに朱が入ってます。
その他鉛筆や青のマーカーも。
とにかく賑やか。
それを見て歌う方が安心やし丁寧に歌えるのでついつい見てしまう。

今年は一年、それを放します。
とにかく見ないで音の流れを覚えて、それに声を乗せる。
それなりに歳を重ねてますから、時間はかかるかもしれないですが、
一か月一曲、で一年で12曲。駄目でも10曲。素敵!

まずは亀久畑節とまんがにすっつぁ。
ほぼ手は入ってますが、歌詞が…ね。
特にまんがにすっつぁは女性の名前が覚えきれない…。頑張ろう~。
健康で三線を弾けることに感謝して。




# by murikupana | 2018-01-07 22:00 | お稽古

真似節

真似節と書いて、あやかり節と読みます。

20年近く、八重山民謡を稽古していても、歌えない歌はあります。
つまり稽古をしていない曲ですね。

なぜ稽古してこなかったか。
音源が少ないから…。
師匠が歌っていないから…。
地味だから…。
節にメリハリがないから…。
私の場合、これに早いから…と言うのも入りますが。

このうち、「音源が少ない」「師匠が歌っていない」は解決されました。
普段私たちが使っている工工四の全曲を師匠がCD10枚組にしてくれました。
ほんと、ありがたいことですが、これで音源ないしと言う言い訳は使えません。
そして最近速い曲も何とか形になるようになってきました。
まだまだ刻みが甘く、疲れてくると乱れます。
体力勝負です。昔誰かが上腕二頭筋を鍛えるって言ってたな~。

で、新曲ですが、この真似節です。
地味です。節のメリハリと言うか流れがゆったりしています。
二揚げの歌のようにドラマチックではありません。
でも、どうしても完成度高く歌えるようにならなきゃ駄目なんです。

はい、頑張ります。

とりあえず、三線の手は入りました。たぶん…。
上句の節回しの難しい処、繰り返し集中してやっていますが、
基本イラチなので、師匠よりタイミングが早い部分があります。
これを早く修正します。
あと何曲か、今まで歌っている歌でも細かい部分修正して、
きっちり歌えるようにならないとあきません。

久しぶりに気合入った稽古ができています。
なんか、楽しい。
難しい歌やけど、楽しいな。




# by murikupana | 2017-11-27 22:28 | お稽古

断捨離中。で、懐かしいものが…。

20代の頃、東京で仕事をしていました。
大学で学んだのはインテリアで、就職したのがカーテン会社の商品企画室。
もっぱら建築図面をひいていたのでテキスタイルデザインは門外漢でした。
これってちょっとしたことが理解できなくて時間がかかったり、
染織出身の先輩にチョコチョコ嫌味言われたり…。
「なんだか、悔しいな~」と当時勉強に通っていたのが、
目黒区碑文谷にある川島テキスタイルスクール東京工房です。
別科に在籍し、毎週土曜日の午後はそこで過ごしていました。

どこにそんなパワーとお金があったのか、毎日仕事をしながら(しかもほぼ終電)
毎週末、緑ヶ丘から都立大学へ飽くことなく通ってました。

糸、染、紡、織、造形…。

ここで仕事に必要な知識も吸収できたし、フェルティングやカーディングなど
楽しい作業も一杯教えてもらいました。

今日、押入れの奥の何年と開けていない衣装ケースから
当時の資料の一部と「修了証」が出てきました。
織りに関する道具や、何時か紡ごうと残しておいたウールの塊などは、
すべて知人に譲ったので、もう残っていないと思っていましたが、
建築の資料とともに出てきたんです。

断捨離中。で、懐かしいものが…。_c0023461_21583181.jpg
おおぉ~~、懐かしい~~。

何にでも必死で一生懸命生きていた時期。仕事の失敗や、悔しい思いは
ひたすらシャトルを飛ばしてパッタン、パッタンしているうちに
明日も頑張ろう!って思えました。 

ちなみに昭和50年の私の給料は7万9千円。
54年の別科の第5講座の授業料は1万6千円、織機リース料が6千円となってます。
少ない給料の内からやりくりして出していたんだなとちょっと切なくなりました。
ほぼ毎月給料前は金欠で、ランチ抜き、牛乳と肉まんの夕食、
お米炊いて、キャベツにしょうゆ掛けてそれがおかず!な日々でした。
それでも苦にならず、毎日がキラッキラしてました。若かったな~です。

当時からの仲間で今も友人のUさんに「いる?」とラインしたら
速攻で「送って」と返ってきました。
私はこれからも織ることは無いけど彼女は60歳から再び手織りを学び始めました。
参考にしてもらえるならこんな嬉しいことはないので、明日早速送りましょうね。


# by murikupana | 2017-11-08 21:59 | 日々のあれこれ

ライブにて

高校生の頃、
高校の軽音楽同好会でバンドを組みフォークソングを歌っていました。
森小路にある平和の子保育園のフォークスクールで歌を歌ったり、
テーマを決めて話し合ったり。
相当頭でっかちの高校生だったと思います。
同じ頃、難波元町にある喫茶店「ディラン」によく行っていました。
当時のサブカルチャーを知る人には「ディラン」といえば超有名な喫茶店です。
5坪くらいの小さなお店で、大塚まさじさんと石村洋子さんが経営していました。
とても居心地が良く、音楽をする若者が各地から次々と訪れ、
あっという間に有名になっていきました。
今なら、「不良」のレッテルを張られるかもしれないけれど、
時代の空気がそういうこと(高校生が喫茶店に出入りすること)を
許していました。自己責任、私は平気でした。


ある時、私はディランを出て貧血を起こし、救急車で運ばれました。
同乗して病院までついて行ってくれたのが、ながいようさんです。


時間が過ぎ、私も高校生、大学生、社会人となって関西フォークから足も遠のき、
風太さんの春一番も行かなくなって。
永井さんが大塚まさじさん、西岡恭三さん、と一緒に
ディランというバンドで活躍しているのは知っていましたが、
会うこともなく何十年と経ちました。


何がきっかけだったのか、ふと思い出し。
そうそう、本店8階の中古レコード・古書の催事で
大塚まさじさん、糸川燿史さんのトークショーを懐かしく聞いていたんだっけ。
それがきっかけかなぁ。

救急車の時のお礼はちゃんと伝えていたのだろうかと気になり検索しました。
フェイスブックで見つけたのですが、同じ名前の別人かも…と。
じっくり写真を見てみると当時の雰囲気と全く違う、
でも目の優しさは同じ、おじさんがそこにいました。
お互い様ですが、「あぁ、月日は過ぎたんだ」と思いました。
当時は髪はアフロだったか、腰までの長さだったか、
そして黒縁の目が目をかけていたよね。

かと言って、私の事を、救急車の一緒の乗ってくださった事を、
覚えておられるのかどうか…。
とりあえずメッセージを差し上げました。

帰ってきた返事が「覚えているよ!元気ですか?」
「僕は今、嫁の故郷、読谷に住んでいます。
ライブで時々関西に行くから。会いたいなぁ。」

すっかり嬉しくなって「近々、ライブに伺いますね」と返事しました。

5月末のある日の夕方。
ライブ会場の寺田町「ロビン」を訪ねると、
「おちかさん!懐かしいなぁ」
もちろん、自分で名乗ったからでしょうが、面影を見つけ出してくれたのかな。
当時のあだ名「おちかさん」と言ってくれたのが面映ゆかったです。
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ライブにて_c0023461_21544110.jpg

ディラン時代の有名な曲も含めてたっぷり2時間、
ライブを楽しみました。
昔からギターが上手でしたが、やはり、プロですものね。
当時よりずっと、ずっと、磨きがかかっていて感動しました。
ギター、バイオリン、ブルースハーブ、の織り成す音が優しく心にしみました。
やさしさと愛を一杯感じて、今こうしている時間に感謝して。

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じっくりお家でも聴こうとCDをいただいて帰路につきました。
母が待っているので長居ができずゆっくり話せなかったのが残念ですが、
駅までの道、歩きながら、心がほっこ、ほっこしました。

おまけです。
当時ディランのママをしていた洋子さんとも再会しました。
鳥肌が立つほどびっくりしました。
60歳半ばになって、何十年も過ぎて、会えるなんてどれだけ嬉しいものか…。
話している途中で「ディランのママ?洋子さん?」と気付きました。
雰囲気がそのまま残っていました。本当に昔のまま。
またどこかで会えますよねと連絡先を交換しました。
気持ちが一気に高校生に戻った時間でした。





# by murikupana | 2017-06-05 22:05 | 日々のあれこれ



ふとしたきっかけで八重山の唄に出会い 遥かに続く歌三線の道に精進するというか悪戦苦闘する大阪のおばちゃんの記録

by murikupana
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