高野山に行った。
今日はむちゃくちゃタイトなスケジュールだったけど、
逃すとまた一年待つことになる。
昨年はこういう展覧会があるのを知らなかった。
というより、運慶に興味がわいたのが、展覧会の後だった。
ずっと見たいなぁという気持ちを溜めておいたので
少々無理をしてでも行こうと思った。
B様情報をありがとう。
で、実物を見る前に「運慶に出会う」 山本勉著を舐めるように見ていて
「私は制吨迦童子(せいたかどうじ)が好みかな…」と思っていたんだけど
(ブツラーの皆様ごめんなさい。不純な動機です)
実際、目の前で6体を鑑賞して、矜羯羅童子(こんがらどうじ)にむちゃくちゃ惹かれた。
何でだろう・・・。優しいまなざしだからか。
それともどの角度からでも見つめてくれるその不思議さだろうか。
右左、上下、どの角度からでも目線があってしまう。
ふと気づくと見つめられている、15歳(らしい)少年に。
なんか、おばさん恥ずかしくなった。
運慶、すごい仏師だと思う。
のめり込むほどのぶつらーではないが、いい物はいいと思った。
天才肌の彫刻家。いや、仏師。
さて、次は何処へ会いに行こうか。