八重山芸能研究会の昨年の発表会のビデオを借りた。
初めて彼らの活動を知ったのは、2002年3月のこと。
守口市民会館で関西講演が行われた、そのときが最初だ。
まだ唄三線を始めてすぐの頃で、何を聴いても見ても新鮮だったのを覚えている。
一緒だった昔からの友人3人のうち、多分私が一番何も知らなかっただろう。
一人はご主人が沖縄の人、一人はそのときすでに新人賞、残りの一人は八重山のヘビーリピーターである。
パンフレットを手にいろいろ教えてもらいながらの鑑賞だったが、素直に楽しめた。
島に合宿に行き、伝承された芸能を地元の人から直接学ぶという。
わずか4年の間に芸大生でもないのに、これだけの唄が歌えるようになるって素直に凄いと思う。
私が学んでいるのは昇華された節歌で、純朴な島の歌を聴けるチャンスはそうない。
だからいつも楽しみにしている。
本当は島の空気とともに祭りを体験できたらもっと良いんだろうけれど。
今夜ゆっくり見よう。